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  • CDからなぜ音が出るか

 デコボコでレーザーが乱反射

 CDにレーザーが当たって音を出す、わかっているようでわからない。まず、レーザーとは何か、から知らなくてはいけない。

 レーザーとは、普通の光とは違い、一つの元素から赤なら赤、青なら青、と同じ波長で放たれる光のことだ。赤い光の法が波長が長く、効率もいいので、レーザーとしてよく使われるのは赤い光や赤外線が多い。このレーザー、分散せずにまっすぐとんでいくので、月に鏡を置き、その鏡に地球から出したレーザーを反射させて地球から月までの距離を測れるほどだ。

 CDは、このレーザーなしに生まれなかったのである。CDはタダのプラスチックではなく、アルミが中心であり、プラスチックはそれを保護するためののものだ。このアルミには低いところと高いところがある。高いところをピット、低いところをランドという(図1)。レーザーはピットに当たると乱反射してしまい、オーディオプレーヤーの受光部に帰ってくるのはわずかだ。しかし、ランドで反射したレーザーは、わき目もふらずに受光部に帰っていくのだ。この違いをオーディオが0と1にかえて、音として組み立てられるのだ。

図1

↑CDの断面図

 

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