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  • キズ、汚れで大パニック!

CDは音質もよく、コンパクトであるが、汚れや傷がつくと音がとんだり繰り返したり、止まってしまうのが玉にキズ、である。

 音が止まるのは何となくわかるが、音飛びや繰り返しが起きるわけはさっぱりわからない。この謎を解いてみよう。

 ピットとランドはプラスチックで保護されているが、汚れや傷はここに付く。指紋やほこりがつくと、レーザーがピットやランドまで届かなくなり、受光部にレーザーが帰ってこなくなる。このレーザーが帰ってこない状態を「ずっとピットだ」と勘違いしてしまい、音が出なくなってしまうのだ(図7)。

 キズの場合は、プラスチックに溝ができてしまい、レーザーが屈折して、ほかの場所に当たってしまう(図8)。この屈折でレーザーが先の列のピットに当たると、突然音楽がジャンプし手先の方にいってしまう。これが「音飛び」だ。逆に、前の方に屈折してしまうと一度聞いたところにジャンプしてしまい、またキズの部分を通ると今度もジャンプして、永遠にループする。これで音は繰り返されてしまうのだ。さらに汚れやキズが多いと、プレーヤーが今どこを再生しているのかわからなくなって、パニックしてしまう。

 音が聞けなくなるのは、こうしたことからだったのだ。

図7

 

図8

 

 

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