CDvsMD
世代交代させてたまるか!
コンパクトディスクとミニディスク、名前も形もよく似ている。MDは、「ケースのままで聞けるCD」みたいに思っている人もいるかも知れないが、構造はだいぶ違う。箱つきCDのようなMDだが、実はカセットテープとCDの間の子のような存在でもある。それではCDとMD、両者の特徴を比べてみよう。
構造
CDの構造は先にのべたとおりなので、しょうりゃくする。MDは、レーザー光を再生のほかに熱射用にも使う。MDは磁性を持った記録面がN極をなっているかS極になっているかを0と1のデジタル信号に換えて再生するのだ。レーザーは録音するとき、記録面をあたためて、磁極を換えやすくしているのだ。磁極が変わると信号も変わる。つまり記録ができるのだ。
大きさ
多少厚みがあるとはいえ、MDの方が小さい。さすがは”ミニディスク”。
容量
CD=74分、MD=74分。よって、同じ。圧縮すれば80分はいるところも同じ。MDの方が小さいのに・・・。CD大ピンチ!
値段
かなりばらつきがあるが、全体的にCDの方が安い。だからパソコン店などで、製品の宣伝用無料配布CDが置いてあるのだ。
汎用性
MDが音楽専用なのに対して、CDは音楽、パソコン、映像、ゲームとバリエーションが豊富。
録音
少々音が劣化するが、録音できるのがMDの特徴だ。CDは全く録音できないし、CD-Rも一度きり。CD-RWは音楽を再生できないのでMDの圧勝。
ということで、CD対MDは2勝2敗1引き分けという微妙な結果に終わった。MDはまだまだCDの代わり役とはならないようだ。
CDはそのコストパフォーマンスや幅広い用途で、MDは携帯性と録音可能という特性で、それぞれ使い分けられていくことだろう。
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